本の進行具合

お正月に帰ってこなかった娘が、ただいま帰省中。
「東京の桜が見たかったんだよねー」というわけで、この時期らしい。
「それとね、もうひとつ。お母さんが夢に出てきたから」
えー? そうなん? とちょっと喜んだら、
「だってさ、お母さんがトイレに流されたのよ」と言う。
「トイレから、ガッチャン、ガッチャンってすごい音がして、何事かと思ってドアをあけたら、
お母さんがトイレに流された後だった。まあだから、実際に流されたところは見てないんだけどね・・・・」

わけがわからない。
でも、この夢に怯えた娘は、帰らなきゃ、と思ったらしい。

娘よ、心配ありがとう。
母さんは、五十肩です。

3か月たっても、まだ急性期が終わっていないようで、
夜、なんども痛くて目が覚めるワタシ。
いててて・・・と目覚め、横になっていると辛いから起き上がって腕をさする。
そのうち、カーっと発熱してきて大汗をかき、
汗が冷えて、さぶい、さぶい、とまた横になって眠る。
数時間後に、またいてて、で目覚めて、かーっと発熱して・・・・
五十肩と更年期のホットフラッシュの忙しいこと。

スーパーでたらこを手に取った時に、横のちりめんじゃこのパックが棚から落っこちて、
はっと手が出て、ひいーっと悶える。
羽田空港でカートを押しながら、
荷物の上に乗せていたダウンジャケットがひらり、と落っこちて、
咄嗟に手が出て、ひゃあっと唸った。
床のダウンを拾うこともできず、ただその場に立っていた。
この激痛! 人にはわからないだろうな。

右手があがらないので、髪をうしろで縛るのを諦めて、肩で切りそろえた。
ズボンの右側のポケットにハンカチを入れるのをやめた。(とれない)
体が、石のように固まっていく・・・・・・。

という、五十肩の話をしたかったわけではなく、(いや、実際はみんなに知ってほしい)
「おべんとうの時間 その5」の、進行具合をお伝えせねば。

ただいま、ゲラの束が私のもとに送られてきて、
39人分の原稿をチェックしております。

こうして39人分がひとつのまとまりになると、
連載の時とは違う、なんともパワフルな熱量!

よくぞ、この人に行きついたなあ、と思うような人たちばかりだ。
沖縄のウリヤ―サー(潜り漁師)の仲田さん。
北海道のトナカイ牧場の恩田さん。
中央競馬の調教師の和田さん。
尾道で「ろ」を作っている瀬尾さん。
桜葉漬けを作っている野村さん。
あめごの養殖、芝さん。

毎回、遠い道のりを、
飛行機や車を乗り継いで、その人に会いに行き、
「はじめまして」の挨拶から始まって、
最後は別れるのが寂しくてたまらないくらいの気持ちになる。

今、あの取材の時の時間をもういちど味わっているところ。
取材に協力してくれたみなさんの思いを背負っているので、
最後まで、しっかり向き合って一冊にします!









by naomiabe2020 | 2026-04-01 14:30 | ライターの仕事 | Comments(0)

フリーライター阿部直美のブログ。カメラマンの夫とともに、「お弁当」を追いかけて日本全国を旅しています。日々のちょっとしたことを綴るブログです。


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