5月のあれこれ
2025年 05月 30日
このところ、心の余裕がなくて、
気づけばもう5月もおわり。とほほ、の気分。
私は不器用すぎて、いくつものことを同時にこなせないのと、
できればひとつの取材を終えた後で、
いつまでも余韻に浸っていたい。
でも、この4月と5月は、
ずーっとかけ足で進まねばならなかった。
ちょっと、息切れ気味だ。
いろいろ、面白いことがあったのに、
消化不良のまま。
豊洲市場での撮影があった。
なんと、午前1時30分起床。
ということは、何時に寝るわけよ? と逆算して、
風呂、夕飯を4時くらいからスタートして7時には布団に入った。
(ぜーんぜん、眠れず)
2時半には家を出て、3時半には市場内で撮影開始。
我ながらうわーっと思うが、取材をさせてもらった魚屋さんは、
11時12時にはもう働いている。
認識が違ったのだ。
市場は朝早いのではなく、今はもう”夜じゅう動いている”が正しい。
なんてこったろ。(オリーブ・キタリッジ風に!)
能登については、それこそ、
駆け足の今、頭が追いついていかない。
どう言っていいのか。
輪島の朝市があった場所に立った。
珠洲市の海岸線を、ぐるっと車で走った。
怖くなった。
海岸沿いの道は、とにかく簡易的に通れるようにと作られた道で、
崖を見上げると、ものすごく大きな岩がへんな位置で止まっていたり、
木がなぎ倒されていたりして、
このまま落っこちてきて、自分がぺしゃんこになるんじゃないか、と思った。
あっちでもこっちでも、土砂崩れになっていて、
テレビで見るのなんて、ほんの一部に過ぎないのだと知る。
集落全部が被害を受けて、
人の気配がない場所もあった。
とにかく、自分の目で見た。
でも、何をどうすればいいのか、わからない。
能登からの帰り、「翼の王国」5月号のページを開いてCAさんに撮ってもらった一枚。
この写真を、ヨシノ君にさっそく送る。
カメについて、熱く語ってくれているので、ぜひ読んでくださいませ。
そうしたらヨシノ君も、今月飛行機に乗って同じようなポーズでCAさんに写真を撮ってもらったとのこと。
私にその写真を送ってくれた!
こういうのって、本当に嬉しい。
「わたしの仕事」は、築地場外の八百屋さん藤本さん。
この時の取材も、朝早かった!
藤本さんはホントにお茶目な女性で、
荷物を台車にのせていつも小走りしているのだけど、
周りのお店から、常に声がかかる。
キッチンさんが、カメラを構えながら追いかけていき、
私たちはカメラに写り込まないように、物陰に隠れながら後を必死についていく。
そうすると、藤本さんは、
「今日、わたしモデルさんなのよー」と言って、
周りのお友達に笑顔を見せる。
それがもう、とってもチャーミングだった。
群馬県桐生市の喫茶店「モリムラ珈琲店」さん。
インタビューをすすめるうちに、「野球」の話題になったら、
ご主人の目が輝いた。
よっし、とこちらも心の中でガッツポーズ。
五島の福江島へも行ってきた。
取材が早く終わったので、ご挨拶でツバキの農園へ。
サトルくんにとっては、懐かしのみなさんとの再会だ。
(昨年の秋、「サラメシ」の取材でお世話になった!)
手作りのお饅頭、ラッキョウの漬物と、コーヒーをいただきながら、
ツバキの木の下でおしゃべりに花が咲いた。
こういう時間は、本当にサイコーだ。
手作りのものはどれもおいしくて、気持ちがいっぱい伝わってきて、
こんなふうに歓迎してもらって、一緒に笑い合える人たちがいるなんて幸せだ。
サラメシ、終わっちゃったんだね、残念だね、と皆に言われて、
本当に私も残念に思う。
みなさん、楽しい時間をありがとうございました。
ANAのお弁当の時間を楽しみに読んでいます。次回新刊はいつ頃の発売になりますでしょうか。
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by naomiabe2020
| 2025-05-30 18:44
| 日々のこと
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