このところ、心の余裕がなくて、
気づけばもう5月もおわり。とほほ、の気分。
私は不器用すぎて、いくつものことを同時にこなせないのと、
できればひとつの取材を終えた後で、
いつまでも余韻に浸っていたい。
でも、この4月と5月は、
ずーっとかけ足で進まねばならなかった。
ちょっと、息切れ気味だ。
いろいろ、面白いことがあったのに、
消化不良のまま。
豊洲市場での撮影があった。
なんと、午前1時30分起床。
ということは、何時に寝るわけよ? と逆算して、
風呂、夕飯を4時くらいからスタートして7時には布団に入った。
(ぜーんぜん、眠れず)
2時半には家を出て、3時半には市場内で撮影開始。
我ながらうわーっと思うが、取材をさせてもらった魚屋さんは、
11時12時にはもう働いている。
認識が違ったのだ。
市場は朝早いのではなく、今はもう”夜じゅう動いている”が正しい。
なんてこったろ。(オリーブ・キタリッジ風に!)

飛行機に乗って能登へ行ったのが、5月のあたま。
能登については、それこそ、
駆け足の今、頭が追いついていかない。
どう言っていいのか。
輪島の朝市があった場所に立った。
珠洲市の海岸線を、ぐるっと車で走った。
怖くなった。
海岸沿いの道は、とにかく簡易的に通れるようにと作られた道で、
崖を見上げると、ものすごく大きな岩がへんな位置で止まっていたり、
木がなぎ倒されていたりして、
このまま落っこちてきて、自分がぺしゃんこになるんじゃないか、と思った。
あっちでもこっちでも、土砂崩れになっていて、
テレビで見るのなんて、ほんの一部に過ぎないのだと知る。
集落全部が被害を受けて、
人の気配がない場所もあった。
とにかく、自分の目で見た。
でも、何をどうすればいいのか、わからない。
能登からの帰り、「翼の王国」5月号のページを開いてCAさんに撮ってもらった一枚。
この写真を、ヨシノ君にさっそく送る。
カメについて、熱く語ってくれているので、ぜひ読んでくださいませ。
そうしたらヨシノ君も、今月飛行機に乗って同じようなポーズでCAさんに写真を撮ってもらったとのこと。
私にその写真を送ってくれた!
こういうのって、本当に嬉しい。


「暮しの手帖」は、ひとつ前の35号からデザインリニューアル。
「わたしの仕事」は、築地場外の八百屋さん藤本さん。
この時の取材も、朝早かった!
藤本さんはホントにお茶目な女性で、
荷物を台車にのせていつも小走りしているのだけど、
周りのお店から、常に声がかかる。
キッチンさんが、カメラを構えながら追いかけていき、
私たちはカメラに写り込まないように、物陰に隠れながら後を必死についていく。
そうすると、藤本さんは、
「今日、わたしモデルさんなのよー」と言って、
周りのお友達に笑顔を見せる。
それがもう、とってもチャーミングだった。


こちらは、「旅の手帖」6月号。
群馬県桐生市の喫茶店「モリムラ珈琲店」さん。
インタビューをすすめるうちに、「野球」の話題になったら、
ご主人の目が輝いた。
よっし、とこちらも心の中でガッツポーズ。
五島の福江島へも行ってきた。
取材が早く終わったので、ご挨拶でツバキの農園へ。
サトルくんにとっては、懐かしのみなさんとの再会だ。
(昨年の秋、「サラメシ」の取材でお世話になった!)
手作りのお饅頭、ラッキョウの漬物と、コーヒーをいただきながら、
ツバキの木の下でおしゃべりに花が咲いた。
こういう時間は、本当にサイコーだ。
手作りのものはどれもおいしくて、気持ちがいっぱい伝わってきて、
こんなふうに歓迎してもらって、一緒に笑い合える人たちがいるなんて幸せだ。
サラメシ、終わっちゃったんだね、残念だね、と皆に言われて、
本当に私も残念に思う。
みなさん、楽しい時間をありがとうございました。
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