タイトルの「未練たらたら・・・」とは、一体何に?
3月に未練たっぷり、です。
カレンダーをめくるのが、嫌でたまらなかった。
3月にしがみついていたかった。
3月を、もっともっと愛でていたかった・・・・なあ。
わけわからん、と思われるでしょう。
自分でも、ちょっと困っている。
3月、
大切な人と再会できた。
娘が大学を卒業した。
ここでは、娘のことを少し。
4年前の春、何もないがらーんとしたアパートの部屋で、
ベッドを組み立て、棚を組み立て、机も組み立てた。
冷蔵庫が届き、洗濯機も届く。
ついに始まる。娘の1人暮し。
風呂の洗剤、台所用の洗剤、シャンプーにリンス、お米に油に醤油に・・・・
洗剤もシャンㇷ゚―もリンスも、ボトルだけじゃなくて詰め替え用まで買ったのだった。
なんで、そこまで? と思うけれど、
あの時は、必死だった。
とにかく、必要なものを揃えてあげなくちゃいけない。
夜、家族3人で居酒屋で夕飯を食べていると、
その店は昭和歌謡がBGMだったのだけど、
私はもう、胸がいっぱいで食べ物が喉を通らないありさまだった。
「モーニン、モーニン、君の朝だよ」
の時に、うわっと泣き出したのだった。
なんだか知らないけれど、モーニン、に触発された。
その後、我が家では笑い話として、
「モーニン」は登場する。
今、改めてどんな歌だっけ、と思ってネット検索して、
岸田智史「きみの朝」だと知った。
歌詞については・・・・ん?
あれから4年、
みっちり詰まっていた娘の部屋から、また物がなくなった。
がらーんとした部屋で、衣装ケースをテーブルにして
キャロットケーキと紅茶の朝ご飯をいただいた。
そのキャロットケーキの、美味しかったこと。
娘は、「このケーキを作る○○さんと○○さんの姿が目に浮かぶよ」と言った。
ケーキは、娘が春からお世話になる農場で買ってきたのだった。
農場のなかでも、彼女の仕事は牛の世話だ。
娘が搾乳した牛乳は、チーズになる。
私も、農場に挨拶に行くことができたので、
今こうしている時も、娘が一緒に過ごしている牛たちが目に浮かぶ。
農場のお仲間たちの顔も、浮かんでくる。
目に浮かぶっていいな。
2週間前の水曜日、卒業式だったっけ。
未練がましく3月のカレンダーを眺めながら、
はかま姿の娘と、友達の姿を思い出してしまう。
しぶしぶ、カレンダーをめくった。
甘い余韻に浸っていたいけれど、
原稿書かなくちゃいけないんだった。
次の取材先を探して、前へ前へと進まねばいけないんだった。
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