前回のブログ記事を読み返して、苦笑い。
ああ、私はあれから1か月経って、やっぱり同じ状況にいる。
次の取材先を、早く決めておかねばならないなあ。
私は、性格がこまかいのか大雑把なのか、自分でもよくわからない。
時間には、こまかい。
人との待ち合わせや約束がある時には、けっこう余裕を持って出かけるので、私が相手を待つことのほうが多い。
それは、イライラ父に鍛えられたからだ。
「おお、行くぞ」と父が一声を発したら、
ものの1分で母と私は玄関を出なくてはならなかった。
行く、と決めたら、今すぐ行く人だ。
鏡を見て髪の毛を整えてみるとか、持ち物をチェックしてみるとか、そういうのは一切ない。
自分の部屋を出て、ずぼんのポケットにお金をつっこんで(財布は持たないから)、腕時計をしたら出発だ。
「おい、なおみは何してる?」「かあさん、いいかげんにしろよ」
不機嫌にさせたら、アウトだ。
それ急げ、とばかりに、母も私もバッグをひっつかんで大慌てで家じゅうのカギをかけて
つんのめるようにして靴を履いた。
そういうのは、体にしみこむものだ。
だから、サトル君と暮らしてみて、相当のカルチャーショックを受けたのも事実。
のんびりさん、ですからね。
予定を組む、ということに関しては、私はからっきしダメだ。
スケジュール帳にぎっしり詰め込むなんて、嫌でたまらない。
フリーランスなのになあ、と思う。
たぶんこれも、父と母の影響は大に違いない。
子ども時代の生活が「繰り返し」「ルーティーン」に満ちていて、
とにかく枠にはめられていたので、私にとって「枠からはみ出る」ことこそが重要だった。
父と母の「決めごと」には、とりこまれたくない。
すきを見ては、そこからはみだすことを考えて生きてきた。
だから大人になった今、きちんと計画を立てて先の先まで予定を決めておくことが
どうも苦手だ。
その時の状況、気分で、どうにでも動けるようにしたいという気持ちがある。
でも、それでここまで生きてこられたので、よしということか。
たまたまの出会いが、次を引っ張ってきてくれる。
今日の自分は、昨日の自分とは違うから、何か別のアイデアが浮かんんだりするのだ。
リストを作って、その通りに仕事を進めていくことなんて、できないなあ。
・・・・というわけで、いつだってもがいている。
やばい、やばい、と心の中で駆け足している。
あれれ、今日書こうと思っていたことは、別のことだった。
タイトル「見送る日の、ちち弁」。
そうなのです。
夏休みで帰省した娘を、サトル君が空港へ送って行ったのだった。
帰省といっても、帰ってきた途端に、我が娘は実習先へ行ってしまい、
そこで10日くらい過ごしてから家に戻ってきたと思いきや、2泊でもう「ばいばい」。
今朝、久しぶりに卵焼きを焼いた。
夫婦二人暮らしになってから、朝は「お互いに好きにやろう」と私が提案。
らくちんのシリアルで済ませている。(サトル君はご飯派)
今日は娘がいるからと、卵焼きくらいは焼かなくちゃね、と。
いくらの醤油漬けを作っておいたので、いくら丼がいい。
漬け物も出して、ちょっと遅めの朝ご飯を食べた。
卵焼きを3等分しておいたのに、サトル君が手をつけずに残していた。
まあ、いっか私が後で食べよう、と思う。
朝ご飯の後、サトル君がおにぎりを握り始めた。
「ヨウ、これ、昼ごはんで食べてくれ」
昨日サトルくんが鮭を焼いていたのは、このためだったらしい。
「今晩は、何か予定でもあるのか? どっかへ行くとか、誰かと食べるとか?」
「ないよー」
「じゃあ、弁当作るけど持って行く?」
というわけで、今度は父ちゃんは弁当作りを始めた。
卵焼きに手を付けなかったのは、このためだったのね。
私はといえば、ヨウが帰る前に少しでもお喋りしようと思って、
キャリーケースに洋服をぎゅうぎゅう詰めにする娘の横に、どっしり座っていた。
何もしない、母だ。
原稿があるから、空港へは行かないね、
と言ったものの、こうやってブログを書いている。
(気が紛れていいなあ)
羽田で見送るのは、さみしい。
でも、家にいても、やっぱりさみしさはつのる。
父ちゃんは娘を見送った後、
肉そばを食べたらしい。
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