
千葉の海へ。
今年の取材納め。
日本海側では大雪で車が立ち往生というなか、
太平洋側は、青空でキラキラの海だった。
でも、さぶい。
そりゃあ、今年一番の冷え込みなんだから、海風が身に染みる。
私がセーターを重ね着して、ホッカイロを背中にはりつけて、
ダウンを着こんでいるなか、
風呂上りのバスローブですか? というタオル地の羽織ものを着て、
素足にサンダル姿で、波を見ながらずーっとお喋りをしていたサーファーがいた。
サーフィン後なので、髪も濡れてる。
なんで、寒くないんだ?
寒中水泳をやってる人を、テレビで観たりするけれど、
みんな、必死に耐えながら頑張ってて、水から出た後は用意してあった焚火に当たってる。
ぶるぶる震えながら、「気持ちいい」なんて言っていて、
本当か? と暖かい場所からいつも思うのだ。
でもサーファーは、海から出た後、爽やかな顔で真水を浴びている。
カッコイイったらない。
駐車してある車の陰で、持ってきた水を使って手足を洗い、
ウェットスーツをちゃちゃっと脱ぐ。
海辺の公衆トイレは、砂が全然落ちていなくてきれいそのもので、
サーファーの人たちの美学というか、流儀のようなものを感じた。
カッコイイ。
おべんとうの時間でこの前取材した
ジャズ喫茶コルトレーンコルトレーンの店主もそうだけど、
「好き」なものを持っているって、本当に最強なんだと思う。