プークとクラルテ

まだやっている・・・。
いつもぎりぎりになって、大慌てしている懲りない夫婦。
確定申告、今年も滑り込みセーフなるか。

先週、新宿にある「プーク人形劇場」へ行ってきた。
プークは、今年で誕生50周年。
記念フェスとして、この一か月はよその人形劇団がやってきて上映している。
大阪の人形劇団「クラルテ」がやってくる! という知らせを聞いて、
楽しみにしていたのだ。
「おべんとうの時間」で、2年前にクラルテの高平さんを取材。
あの時、高平さんが練習(?)していたのが、
「ずんぐりイモムシの夢」と「カマキリと月」だった。
男性の松原さんと2人で演じる。
風の音も、不思議な音楽も、木の葉が落ちたり芽吹いたりするのも、
ふたりがやる。
いじわるな蜘蛛のおばあさんの声とかわいいイモムシの声を、
高平さんが声色をかえるのだが、子どもじゃなくても、思わず笑いたくなる。
つくづく、娘が小さかった時に見せたかったなあ、と思う。
手の届きそうな距離に、可愛いい人形がいて、
えっさ、ほいさ、なんてふうに動いている。
ゲームとかアニメとかとは、全然違う世界観。

もう小さくない娘も、楽しんでいた。

高平さんは、プークの旗揚げの時にも来て出演したのよ、
とおっしゃっていたので驚いた。

プークの上映は「死神」という演目だった。
これがもう、すごい。
人形劇の概念は、ぶっとんだ。
・・・というのも、人形劇は子ども達のもの、というイメージがあったのだけれど、
これは、面白すぎて心を持っていかれてしまった。
人形の風貌がまず、個性的すぎて目が釘付け。
死神は怖いのだけれど、コミカル。でも、怖い。
前に座っていた小さな女の子は、ベソをかきはじめ、
途中からはお母さんにしがみつき、
最後の最後で、退席。(お母さんは残念だったはず)

私自身は、また観たい! 
ホントに面白かった。

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by naomiabe2020 | 2022-03-13 16:51 | 日々のこと | Comments(0)

フリーライター阿部直美のブログ。カメラマンの夫とともに、「お弁当」を追いかけて日本全国を旅しています。日々のちょっとしたことを綴るブログです。


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