印刷博物館へ

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ずっと行きたかった「印刷博物館」へ。
これは、凸版印刷のビルの中にあります。
娘は道すがら、「トッパン、トッパン♪」と、コマーシャルのあれを連呼。
事前予約をして、1階「P&Pギャラリー」で開催中の世界のブックデザイン展へ。
(無料です)

「世界でもっとも美しい美しい本2021コンクール」(ドイツのライプツィヒ)
の入賞書籍をはじめ、ドイツ、スイス、オランダ、中国、日本の本が並んでいる。
入口で使い捨て手袋を受け取り、装着。
紙の質感を感じたり、色彩を楽しんだり。
手に取って、実際に本の感触を楽しめるのは嬉しかった。

小学生の男の子が、ドラえもんの漫画(展示作品のひとつ)を熱心に読んでいたのが印象的。
デザインもいいけど、やっぱり中身よね。

実は、昨年上梓した「東京商店夫婦」が、
トッパン印刷で印刷した書籍のうちの1冊に選ばれた、
という知らせをいただいていて、
見に行かなきゃ、と思っていた次第。
部屋の奥に、コーナーがありました!
(3冊並んでいたうちの一冊でした)
館内は撮影禁止だったのですが、
副館長さんの立ち合いのもとで撮影させてもらいました。
なんか、焦ってしまって、影が・・・。

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寄藤さんのデザインは、「商店で買い物をした時みたいに、包み紙で包むというイメージ」。
表紙は、裏側に写真を印刷してあって、
それを織り込んで、帯のように見せています!
うっすらと、裏側の写真が写りこんでいるのもポイント。
トッパンのプリンティングディレクターの十文字さんの腕の見せ所、という
かなり特殊な印刷だったのですが、
本当に完璧! 美しく仕上げていただきました。

本は、いろんな人が関わってみんなで作り上げるのだ、
ということを、何よりも実感した「東京商店夫婦」。
取材に協力してくださったひとりひとり、
編集者、デザイナー、印刷会社のみなさん、校正者さん。

トッパンで印刷された書籍類は、たくさんあるなか、
1冊に選んでいただいて、本当に嬉しい!








by naomiabe2020 | 2022-03-07 16:12 | ライターの仕事 | Comments(0)

フリーライター阿部直美のブログ。カメラマンの夫とともに、「お弁当」を追いかけて日本全国を旅しています。日々のちょっとしたことを綴るブログです。


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