朝目が覚めて、どんよりする。
頭が痛い。
朝から痛い場合は、打つ手はなし。
這うようにして起きて、バナナをお腹に入れてから頭痛薬を飲み、
ベッドへ逆戻り。
生理の周期で、ヤツはやってくる。
生理一週間前から、その存在を匂わせ、
隙を見て襲いかかるつもりらしいので、こっちは素知らぬふりでやり過ごすつもりが、
やっぱり、やられてしまった。
生理が終わって、気が緩んだ時。
っていうのは、生理前症候群とは別物なんだろうか。
生理の後も、油断ができないのだから。
最近は、ようやく「生理」について皆さん堂々と言葉にするようになり、
(受け入れられる世の中になり)
この前、NHKで生理の憂鬱がドラマになっていて驚いた。
そうそう、そうなのよ、と泣きそうになりながら観た。
私の人生、ホルモンに支配されていたとしか思えない。
更年期になり、さらに波が大きくなっているのは、つらいなあ。
昼頃、目が覚めて、まだまだ頭が痛いことに絶望しながら、
ああ、平和だ、と思った。
怖いくらいに、私の生きている場所は静かで光が溢れている。
郵便屋さんの、電動スクーターの音がすーっと聞こえるくらいに静かだ。
しかも、あったかい布団の中にいる。
爆弾が落ちる心配がない。
こんなに頭が痛くて具合が悪い時に、
ミサイルが飛んできたら、どうするんだろう。
早く逃げろ、と急かされて、
周りの皆が、どこかへ避難を始めたら、どうするんだろう。
戦争、おわれ。