朝ベッドから起き上がる時や、じっと座っていて立ち上がる時、
いてて・・・となるけれど、
腰の痛みはかなり改善。
昨日また、鍼の先生のもとへ。
ラジオの相撲中継がかかるなか、
まずは、先生の子ども時代を過ごした長崎の話から。
その頃食べた鯵やイワシがどんなに美味しかったか、
ああ、野球の大谷選手すごいけど、高校時代の監督さんがよかったよね、
そういえば、自分らの頃はど根性主義だったから、よく殴られたよね、
日本酒といえば、やっぱり山形の「大山」が好きだよ、
あれは、友達がやけ酒を呑んだときに付き合って一晩でひと瓶飲んじゃったけど、
二日酔いにならなかったんだから・・・・
酒の肴には、地だこがいいんだ。
でも、こっちには回ってこないよね、ほやもなまこも、うまいよね。
いつものごとく、
あっちへこっちへ、行ったり来たりの話を聞きながら、
全身をあずける。
時々、鍼がちくっと痛い時があって「あ、ごめん」と先生が言う。
お、これはストライクゾーンだ、と思う時もあって、
全然痛みは感じず、ツボを刺激している時に、首や肩にびんびんくることもある。
鍼って不思議。
先生は、盲導犬と一緒にどこへでも行く。
60代後半か70代だと思うのだが、
目が見えなくても、とにかく積極的だ。
コロナ前までよく通っていた居酒屋があったらしく、
そこは、刺身を出してくれる時などに
「鯛が4切れ、並んでますよ」とか、店員の人が一声かけてくれるそうで、
「ああいう一言があると、助かるんだ」と、先生が言った。
確かに、そうだなあと思う。
見えなくても、ちゃんと頭の中に鯛の切り身を思い描くことができて、
あと1切れ残っているなあ、と思えばこそ、ゆっくり味わえるというものだ。
昨日は、私から先生へ柿をちょこっとおすそ分け。
この季節、サトル君の山形の親戚が、
柿をひと箱送ってくれる。
結婚して、荘内柿の美味しさを知った。
売り物じゃなく、庭にある柿の木だというのも驚きだ。
詰め方からして、美しい。
群馬の母に半分送ると、
やっぱり心待ちにしていた母も、大喜びしていた。