おべんとう取材の前段階として、
サトル君は「4×5」フィルムをフォルダーに入れる作業をする。
それは、夜、家族が寝静まった後に行う。
暗室のない我が家では、窓に黒いペーパーを貼ったり暗幕を張ったりして、
簡易暗室を作るのだが、部屋に置いてあるものを移動したりしてひと苦労だ。
今朝、移動したものを元へ戻すのを手伝っていたら、
「なーちはいいよ、今何か持ち上げるのは、やめたほうがいい」と止められた。
ひえー、優しいじゃん、と言いたいところだけれど、
彼のこの言葉は、優しさからくるというよりも恐怖からくるものである。
前のブログに書いた通り、ぎっくり腰の季節である。
そして、あの時書き忘れたのだけれど、もうひとつあった。
同じく8月、私の左足が急激に腫れた年があった。
細菌が原因だったと思うのだけれど、医者に行っても「痛風じゃないしねえ」と首を傾げられ、
さらに悪化して、別の病院へ行き、
「明日から熊本へ行かなきゃならないんです」と泣きつき、
抗生物質をもらったら、少し楽になって飛行機に乗れたのだった。
足を地面につけると、激痛が走った。パンパンに腫れていたから。
松葉づえで飛行機に乗ったのは、あれが初めて。
あの時も、おべんとうの取材の直前の出来事なのだった。
というわけで、取材を控えているので、気を付けねば。


こちらは、「翼の王国」おべんとうの時間の8月号。
ANAアプリをインストールすると、いつでも誰でも「翼の王国」の記事が読めますので、
よろしければ、ぜひ。
こちらからも、おべんとうの時間の記事が読めます。
ソラ君です。
この写真を見て、あっ!と思った方は、相当な「おべんとうの時間」ツウです。
「おべんとうの時間」(木楽舎)シリーズ1冊目がお手元にある方は、
どうぞページをめくってみてくださいませ。
幼稚園児のかわいいソラ君が、こんなに爽やかな青年になりました。
うちの娘と同い年。
だから、特別な思いもあります。
緊急事態宣言のなか、取材日がのびてのびて、
学校の先生とはそのたびに、電話でやりとりをさせていただき、
宣言があけぬまま、卒業を迎えてしまい、
それでも3月中なら高校生さ、とぎりぎりセーフでの取材でした。
甲子園出場が夢だった、ソラ君。
去年の夏は、全国の高校球児らが悔し涙を流したことでしょう。
今日から「甲子園」が熱くなると思いますが、
去年の球児たちのことも思いながら、応援します!

店頭に並んでいる「暮しの手帖13」の「わたしの仕事」も、
ぜひ読んでくださいませ。(毎号、連載してます!)
今回は、千葉県館山市、房日新聞の印刷職人の齋藤さん。
輪転機が回り出した時の、現場の空気感がすごかった。