銀座のキャノンギャラリーにて、現在10名の写真家が展示をしております。
阿部了の写真は3点。



気持ちが暗くなりがちな、コロナ禍の今だからこそ、
写真が持つ力で、心にひとすじの光が当たれば。
阿部の後ろに見える3点は、「サラメシ」の取材でおじゃました職場で、
お仲間と一緒にご飯を食べる人たちの姿です。
まだ、サラメシのロケは始まっていません。
食事の場は、和気あいあいのお喋り弾む場だったはずが、
コロナ禍にあって、それがご法度になっている。
食堂に「私語を慎みましょう」という張り紙があったり、ひとりずつつい立てのある場所で、
離れて弁当を食べる職場も。
当たり前にあった食事風景が、今では遠い昔の話みたいになってしまった。
写真を通して、改めて「皆でごはんを食べる」ことを考える。
阿部と一緒に写っているのは、千葉県館山市の金丸市長です。
わざわざ、銀座のギャラリーに来てくださり、
なんと、このたび阿部了が館山市の「館山写真大使」に任命されました。
え、なぜ?
本人が一番驚いております。
東京生まれの了は、当時、全寮制だった「国立館山海員学校」(現在は国立館山海上技術学校)の卒業生。
地元の船乗りの跡取り息子たちが多かった学校に、東京から来た、ちょっと変わった少年だったはず。
どんなお役に立てるのかわかりませんが、
本人は、お世話になった館山市に関わることができて大変喜んでおります!
キャノンギャラリー銀座での展示は、
9月16日(水)まで。
その後、大阪のキャノンギャラリーにて10月1日(木)~10月14日(水)。
ぜひ、足をお運びくださいませ。