娘の通う高校はまだ通常モードどはいかないのだが、弁当がスタート。
いつぶりだ? もう思い出せない。
弁当作り、それは前の日の夜に始まる。
夕飯を、ちょびっと取り分けておくところからだ。
いや、その前の夕方の買い物からだ。
とりあえず、赤と緑をそろえておく。
赤といえば、プチトマト。緑はインゲンとかブロッコリーとか、アスパラとか。
黄色の卵は、あったっけ?
そうだった。
日々の夕飯だって、弁当のことを考えながら献立を考えるのだった。
刺身とか煮魚とかは、却下。
その場合は、他に弁当用に何か用意せねばならない・・・・とかなんとか考えることじたい、久しぶりすぎる。
しかし、ここのところのコロナ禍で、サトル父さんが我が家の台所を牛耳っており、
私は冷蔵庫事情に疎くなっていた。
ああ、始まるのか。ついに、弁当生活が始まるのか、と冷蔵庫を開けて眺めていたら、
「初日は俺が作る」とサトル父さん。

これが、それ。
私には、既視感がある。
「おべんとうの時間がきらいだった」の本を読んでくれた人は、「おおっ」と気づくと思う。
煮込みハンバーグとゆで卵。
初めて、彼が私に作ってくれた弁当のおかずが、それだった。
その日、娘は「おいしかったよー」と空の弁当箱を持ち帰った。
サトル父さんが、にやりとして、
「俺さ、あの本を読んだばっかりだから、影響されたらしいよ」と言った。
私のエッセイ本が出版された後、自分が本の中に出てきて変な気分だ、と言いながら再び読んでいたのだった。
今日からは、私が弁当作りである。
いんげんの肉巻きと卵焼き。
ああ、結局いつも同じなんだよなあ。で、明日はどうする?
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