
いつもの散歩コース。
あまり人通りがないところに、木彫りの観音様が祀られていて、
通る時には、立ち止まって手を合わせるのが日課。
ある時から、「疫病退散祈願」のお札がはられるようになり、
そのうち、「自由にお持ちになってご自宅でお祈りしてください」と、同じお札が数枚、置かれるように。
(なくなると、補充されている)
すると、「お札、いただきました」というメッセージがひとつ、もうひとつ、
祠のところに添えられ、
昨日は、食パンが供えてあった。
今朝は、おりづるも増えて、賑やかになりつつある観音様のまわり。
知らない人同士の、静かな交流がある。
この観音様まわりを、いつもきれいに掃き清めて、
お花を活けている男性を、知っている。
ダンディで、低い素敵な声で「おはようございます」と声をかけてもらうと、
なんだかすがすがしい気持ちになる。