イカンテを食す

ごはんが、すすむ。ぽりぽり、止まらない。



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今年も、宮崎のミネさんからいただいた「イカンテ」。
このところ、「おべんとうの人」からすっかり「台所の人」になっているサトル作の逸品。
この前作った時に、娘が「こりゃ、やばい。すごいおいしー」と絶賛したもんだから、
再度、今度は切干大根バージョンとともに、作ってくれた。
甘酢と、粉末のとうがらし(キムチ用に前に買ったやつ)
石垣島で買ったラー油などで味付け。(とのこと)

イカンテとは。
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大根なのである。
切干し大根よりも、もっと大きく切ったもの。

ミネさんが、奥さんと、96歳のミネコおばあちゃんと一緒に作る。
冬、そろそろ冷たい風が吹いてきたぞ!という季節になると、
自分の畑で作った大根を掘ってきて、家の前の作業場で家族総出で洗い、ひとつひとつ薄切りに切る。
それを、裏山で干すのである。
木と木の間に紐をわたして、そこに揺れる大根。
イカの手、みたいに見える。イカの手が、「イカンテ」に。
裏山で風に揺れるイカンテを見た時には、感動した。
ぽらん、ぽらん、風に揺れると、いいイカンテになる。

ミネさん家族の顔と、あの裏山を思い出しながらいただく。








by naomiabe2020 | 2020-05-03 16:47 | 食べること | Comments(0)

フリーライター阿部直美のブログ。カメラマンの夫とともに、「お弁当」を追いかけて日本全国を旅しています。日々のちょっとしたことを綴るブログです。


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